ケーススタディ、現状の把握

不動産投資について啓発的な本を出版してもいる、アメリカの投資家が上げている例を見てみましょう。

 彼はA州のある市内に180戸建の物件を購入しました。この市は特別に、退職後のコミュニティとして作られた地域であり、居住には何歳以上という明確な決まりがあります。

 この物件についてのリサーチ過程で彼は、三つの事実に注目しました。

1 交通機関の不十分さについて。

2 空室の傾向について。

3 提供サービスの料金体系について。

 対象物件は、住民が地域内を移動するためのシャトルバスが導入されていませんでした。この区域では、それは珍しいことでした。周囲の集合住宅は独自に、主要施設の直通のシャトルバス運行のサービスを行なっています。高齢者が多いということが、イコール運転者の少なさを導き出すケースです。シャトルバスを導入している競合物件の入居率はかなり高くなっています。

 高齢者は足腰をあまり酷使したくないので、2階以上の部屋に階段を登って行きたくないと考えるのでしょう、一階に比べると、それ高い階に位置する部屋は、空室率がとても低くなっています。

 この物件には、ケーブルテレビのサービスが取り入れられていました。しかしそれは、一括料金契約であり、空室に対しても月々の支払いが生じていました。

 リサーチ結果は無数に、些細なものから重要と思えるものまで多く見つかります。この有名な投資家はその中から、こういった三つの現状を重視しました。これらに対して見直しと改善を行うことが、収益アップにつながるのではないかと予想したのです。